うしおととら おすすめ名言・名シーンまとめ連発!







漫画家 藤田和日郎の代表作である「うしおととら」
1996年に完結しながら、現在でも根強い人気のある作品
20年の年月を経て2015年にTVアニメ化されたことからもそれがよくわかります

少年漫画の王道である熱い心をもった主人公
敵味方含め過去の因縁が複雑に絡み合う濃厚なストーリー
伏線が随所に散りばめられながらもクライマックスに向けて見事な程に回収されていく様子は爽快そのもの
伏線回収マンガのパイオニアと言っても過言ではないだろう

今回の「うしおととら」名言・名シーンにて皆様も熱いストーリーを再び思い出してください
何度読んでも目頭が熱くなることでしょう
それでは壮大で重厚な「うしおととら」の名言・名シーンをお楽しみください!

※随所にネタバレ含みますので未読の方はご遠慮ください







人間か・・・この槍をぬきな・・・小僧!

1巻 とら

すべての物語はこの出会いから始まった
ここから想像を絶するような長い旅路が始まろうとは夢にも思わなかったであろう

しかしすべては因果の輪の中
出会うべくして出会った二人(あえて二人と表現します)
運命という名の歯車が回り始めます



この槍を抜きな

この槍を抜きな小僧

当初はとっても不気味な印象のとら
話が進むにつれ徐々に変化していきます







・・・やっつけてくれよ・・・

約束は守るさ・・・

1巻 蒼月潮 とら

とらの妖気に引き寄せられた魚妖の群れが麻子と真由子に襲い掛かる
自分の力ではどうにも出来ず、2人を助けるため仕方なく槍を抜きとらの力を借りることに

一方のとらは内心約束を守る気などさらさらなく槍を抜いた後は潮を殺そうと考えている



UshioToTora#01_026

UshioToTora#01_027


後に過去を懐かしむとらの粋な計らいによって同じシーンの再現があります
この時二人はすでに最高のパートナーと言える存在に
是非2つのシーンを対比してみてください







この槍は妖怪を退治するためだけに二千年も昔中国でつくられた・・・「獣の槍」。
人の魂を力に変えて妖怪を討つ・・・ゆえに使うものは獣と化してゆく。

1巻 蒼月潮

槍を操る者に槍の記憶を授け、そして強大な力を授ける
しかし大事な記憶は授けないというちょっといやらしい獣の槍
後にうしおは獣の槍が作られた悲しくも壮絶な過去を知ることになる



獣の槍









ほっ保健室へっ!!

1巻 先生

下半身が石になった女生徒を見て保健室へ連れて行こうとする先生
この状況で保健室!?



保健室へ


救急車はギリギリセーフでしょう






ワリィ。おまえに食われてやれねーな・・・

1巻 蒼月潮

石喰いに致命傷を負わされ麻子達を助けてくれるようとらに頼み込むうしお
石化が進む自らの肉体を前に死を覚悟した言葉

うしおが獣の槍の力を失ったときに必ず食べると宣言していたとら
当初は本気であったかもしれないが少しづつ信頼関係が出来上がりそんな言葉は冗談でしかなくなっていきます

2人の信頼関係が出来上がる最初のシーンがここではないだろうか



おまえに食われてやれねーな








アホがっ。
おまえはなあ!
おまえはわしが食うんだっ!!

1巻 とら

おまえに食われてやれないと死を覚悟したうしおの言葉に強く反応するとら
獣の槍を使い自分を監視する人間がいなくなることが嬉しいはずなのに「自分が食う」という目的のためにうしおを助けようとする
死んでほしくないという本音を隠すために「自分が食う」という言い訳を使ってうしおを助けるとら
そんなとらの妖怪らしからぬ不器用な感情に皆が心打たれたことでしょう


うしおを助けるとら











「土に通じる扉はひらくまじ」・・・・・・

1巻 蒼月紫暮

蒼月家の口伝
蒼月家の寺の地下の扉は絶対に開いてはいけない
その扉の奥には、雲にのり雷をまとい暴れる凶悪な妖怪が潜んでいる

14になった潮に寺の縁起を聞かせ釘をさす紫暮


土に通じる扉は開くまじ



しかしうしおはすでに開けちゃってましたとさ



呆然とする紫暮


一気に老ける柴暮
しかし、わざとうしおに扉を開けさせた可能性も否定できない







あっ、蒼月がおっ鬼を素手でなぐってる・・・

1巻 間崎賢一

生身の体で、しかも素手で鬼を殴るうしお
あり得ないがそんなことを平気でやってみせるのが「うしおととら」の主人公である



素手で鬼を殴るうしお


何も考えないにも程がある
しかし、これがうしおの良いところなんです







おそくないさ!
・・・これからも。

ずーっとさ・・・!

2巻 蒼月潮

羽生礼子の一番近くにいながら何もしてやれなかったことを悔やむ間崎にたいして




間崎に遅くないと声をかけるうしお


今からでも
いつからでも
やり直すことはできる

うしおはきっとこう伝えたいのでしょう







礼子サンは、生きてながら死んでんだぜ、わかってんのかよ!?
ともだちもよろこびも・・・
笑いガオもとったら・・・
女の子にゃ骨だけしか残らねえじゃないか!!

2巻 蒼月潮

自分の娘である羽生礼子を死後も見守り続け、礼子に近づくものは何者であろうと全力で阻止しようとする羽生道雄(鬼)

しかし、その父親の狂った執着心のせいで恋人も友達もすべてを失ってしまった礼子
相手を守るため自ら自分の殻に閉じこもり、誰もよせつけなくなってしまう

身勝手な感情で礼子から離れない羽生道雄(鬼)に対してうしおの怒りがついに爆発



骨だけしか残らない羽生礼子


骨だけしか・・・残らない・・・

友達、喜び、笑顔
これらを失うと女の子は骨だけしか残らない


骨だけしか・・・残らないの?








し・あ・わ・せ・に・お・な・り・・・

2巻 羽生道雄

うしおに獣の槍で突かれ改心した羽生道雄(鬼)
昔のような優しい父親の表情に戻り、娘の幸せを願って天へと昇っていくのでした



しあわせにおなり 羽生道雄



うーん
どこかで聞いたことのあるセリフ
同じ漫画家の別のマンガでしたね









誰が誰を食らうんだと?
・・・・・・・・え。

2巻 とら

井上真由子を巡り争うとらと餓民様の面々
真由子をよこせと襲い掛かる餓民様の兄者を一撃でひねりつぶす

今まではうしおの獣の槍にやられっぱなしであったが、ここにきて実力の片鱗を見せます



誰が誰を食らう とら


実は超がつくほど有名な大妖怪










ん?
なにかほってあるぞ。
漢字・・・・・・かな・・・

2巻 蒼月潮

獣の槍に彫られた謎の文字
これをよ~く見ると・・・

うーん見えない

謎の文字は獣の槍が作られた過去に秘められている
そこにうしおが関わっていようとは今は誰も知らない
このシーンは獣の槍の秘密の大事な伏線です、回収されるのは少し先のお話



獣の槍の文字の秘密










レイシャかわいそうに・・・
ねむってしまったろうな・・・
おそくなった・・・
でもめずらしいブリキのオモチャもあるしゆるしてもらおうか・・・

おーいあけとくれ今帰った!

3巻 鏢

妻と幼い娘を妖怪に喰われ失ってしまった鏢
自宅の扉を開くとそこにはいつも悲しい過去しかない

そんな鏢の復讐が叶うことを切に願った読者は多いでしょう



自宅へ帰る鏢 待っていたのは妖怪に襲われた無残な妻と娘の姿


これほど開きたくない扉はありません・・・









そして・・・
それでもダメだったら・・・

わたしがまたぶったたいてあげるから・・・

3巻 中村麻子

いつも走り出してから行き先を考えるうしおが塞ぎ込んでいる様子が気になる麻子
一番やらなければならないことにぶつかっていけと麻子なりの助言

うしおが悩んでいる様子に井上真由子は気づいてない描写があります
麻子以外には気づけない些細な違いだったのでしょう



麻子に勇気づけられるうしお


うしおの微妙な変化に敏感な麻子









価値とかなんてしらねーやっ!
オレはただ間違ったコトが大キライなんだいっ!

3巻 蒼月潮

鏢の妻子を奪ったのはとらではないと鏢に伝えるうしお
だからと言って妖怪(とら)をかばう価値があるのかと鏢に問われたうしおの返答



間違ったことが大嫌いなうしお



妻子の仇を探す鏢に間違った情報をわざと教えたのはうしお
とらが鏢の仇ではないと知りながら自分の感情のままとらの情報を教えたのはうしおでした
その情報を信じて鏢はとらを殺そうとしたのです

間違ったことを教えたのはいったい誰だったのか・・・








・・・違うんだな・・・
おまえを討つことは・・・
・・・・・・ただの殺しか・・・

わかっていたんだよ、わたしには!

3巻 鏢

うしおに
「何もやっていないヤツを殺すのは敵討ちではない、ただの殺しだ」
と言われ、おもいっきり殴られる鏢
うしおの決死の覚悟に目が覚める



目が覚める鏢



もとはと言えばうしおが鏢についた嘘によってこのような状態になったんですがね
自分の嘘を見事に回収したうしおに拍手

ちなみに鏢を殴った時のうしおの決めセリフは
「そんな汚いコトで死んだ娘がよく眠れるもんかあっ!」
でした

この状況で死んだ娘レイシャを持ち出し人を殴る主人公うしお









それじゃ地獄でハッピーになってやるさ。

3巻 蒼月潮

鏢に「お前のような生き方は早死にして地獄いきだ」
と言われ返答するうしお
常に前向きなうしおなりの答えといった感じでしょうか



地獄でハッピーなうしお



鏢はどういう意味で「早死にして地獄いき」と言ったのでしょう

①スジの通らないコトが大嫌いな真っ直ぐすぎる少年の生き方にたいして

②人に嘘をついておきながら死んだ娘のことまで持ち出し人を殴る少年にたいして

さあどっちでしょう?









オレと一緒に母ちゃんにいいとこみせようぜ!

3巻 蒼月潮

幼くして母親を失ったうしおとタツヤ
同じ境遇であるからこそ分かり合える瞬間がある

あやかしの腹の中でピンチに陥ったうしおは震えて動けないタツヤを鼓舞する言葉を放つ



母ちゃんにいいとこみせようぜ うしお



うしおにとってタツヤは、母親を失い自暴自棄になっていた昔の自分を見ているようでイライラさせる存在でした
しかし、どうすればタツヤを良い方向を導いていくことができるか
それが可能なのもうしおだけだったのです









なら・・・それは、
ただのトランシーバーさ。

3巻 タツヤ

タツヤにとって母親の唯一の形見であったトランシーバー
麻子とうしおの存在により成長を遂げたタツヤはもうトランシーバーがなくても大丈夫なんです

だって母ちゃんは天からずっとタツヤのことを見ているんですから




それはただのトランシーバーさ



こうやって男は成長していくんでしょう









今も生きつづける憎っくきあの女の息子か、おまえ!

今・・・も・・・
生きつづける・・・だと?

3巻 海座頭 蒼月潮

3巻のラスト
父親から母は死んだと聞かされていたうしお
海座頭から衝撃の言葉を聞かされ混乱する

母親が生きていることでさえ衝撃的であるにも関わらず、妖怪から憎まれている存在でもあるという二重の展開

この辺りから獣の槍の謎、母親の謎、とらの謎
様々な謎が複雑に絡み合い濃厚なストーリーが展開されていきます



海座頭から聞かされる衝撃の真実










息子が無能にして妖怪が邪悪なら、その始末はわたしがつけましょう。

4巻 蒼月紫暮

選ばれし者のみが扱える獣の槍
息子であるうしおがその伝承者として相応しいのか
そして獣の槍に封じられていたとらの始末を自らの手でつけるとお役目様に約束する柴暮

今までふざけたような姿しか見せなかった柴暮の裏の顔

寺の住職を隠れ蓑にし光覇明宗という裏の顔をもつ宗教団体に所属
そこで妖怪を封じる役割をもつ法力僧の一人である



息子が無能にして妖怪が邪悪なら始末すると約束する柴暮










旅を・・・?

母さんがどういう人か、どうしているのかはわたしの口からはいうまい・・・
おまえが旅にでて自分の目で耳で確かめてこい。

4巻 蒼月潮 蒼月柴暮

初めて父の口から母が生きているということを聞かされるうしお
しかし母のことを知るには自分で確かめる旅をしなければならない

その旅がどれだけ長い道のりで、どれだけ多くのものをうしおととらに与えるのか2人はまだ知る由もない



うしおととらの長い旅の始まり



口で教えるのではなく息子には自らの体験をもって知ってほしかったのか

旅をすることにより息子が成長していくであろうことを知っていたのか

あるいはその両方か
いずれにせよ柴暮なりの息子への愛情が感じ取れます









そうはさせぬ・・・!
この者たちはおそらく「白面の者」と闘う運命をもつ者・・・

4巻 蒼月柴暮

獣の槍の回収と同時にとらを滅ぼしに来た光覇明宗の僧達
その攻撃からうしおととらを守る柴暮

今はまだ時期尚早であっても必ず成長し「白面の者」と対峙する時がくることを予感したのでしょう
そして4巻にて名前のみ初登場する「白面の者」
徐々にその恐ろしさ、強大さが明るみに出ます



白面の者と闘う運命をもつ者たち










オッ、オヤジがさ・・・
こわがってるヤツはつかまるトコをさがしてる。

つかまらせてやれなんていうからさ・・・
オレの手を重しにしてヒコーキぐらいこわがんなよ!

4巻 蒼月潮

パイロットであった父を飛行機事故でなくした檜山勇
旅客機に搭乗し出発直前に震えているところをうしおが勇気づける



檜山勇に声をかけるうしお



ほぼ面識のない状況でいきなり手を握るうしお
オヤジの言葉を利用しての新手のナンパです

ただし、このあと露骨に手を離されてしまい、あえなく撃沈









衾の登場シーン

4巻 衾

飛行機の窓を見るとコイツがいる



うしおととら 衾の登場シーン



もはやトラウマレベル

遠〇憲一?








ガキの遊びはもう終いだ。
玩具とぬいぐるみをもらい受けにきた。

5巻 凶羅

凶羅とうしおととらの対面シーンより
玩具=獣の槍 ぬいぐるみ=とら
センスのある言い回しをします



うしおととら 凶羅の登場シーン



女でも平気で殴りつけるイカれた坊さん
TVアニメでは尺の都合で省かれてしまったのが非常に残念
人気キャラだけに動く姿をぜひとも見たかった








我は槍・・・「獣の槍」!
今を去ること二千年以上の昔―――かの大妖怪を倒すために打ちつくられた。
「力」をくれ、おまえの魂を!奴を屠るために。
おまえが魂をくれるなら―――

我は、おまえを助けてやろう!

5巻 獣の槍

凶羅の圧倒的な力に絶体絶命のうしおととら
しかしうしおが諦めかけたその瞬間
頭の中に槍の声が響きわたる


獣の槍の声1


獣の槍の声2


うしおに力を与える獣の槍


「白面の者」を倒すためにつくられた獣の槍
槍が伝承者と認めた者に対しては魂を削り終わるまで、その者を護り続ける








その方法は?

5巻 とら

かまいたち兄弟の次男である十郎の鋭い大鎌を脳天にくらい瀕死のうしお
うしおを助ける方法があると他のかまいたち兄弟が進言するや否や稲妻を落とし鋭い形相で睨みつけるとら


かまいたちの雷信からうしおを助ける方法を聞くために睨みつけるとら



5巻の時点で既にうしお大好きっ子のとら
もちろんうしおにはそんな表情は微塵も見せません

なんだかんだ言いながらうしおを助けてきたとらですが、ここにきて本音を垣間見せます








あいつには憎しみしかなかった・・・人間へのよ!

5巻 蒼月潮

十郎に脳天を切り付けられたが、かがりの薬によって命を助けられたうしおの起き抜けの言葉
ちなみに「十郎を殺す」とも発言していました


・・・なあ、とら
おいつおかしかったんだぜ・・・
あの時・・・あいつ・・・十郎さ なんか泣いてるみたいだったんだ・・・

5巻 蒼月潮

十郎がこれ以上人を殺す前に食い止めるべく、すぐさま行動するうしおととら
十郎に脳天を切り付けられたときに何かを感じ取った様子のうしおの発言



十郎には人間への憎しみしかないと感じるうしお



十郎が泣いていたと発言するうしお


上記の言葉は両方とも

うしおととら5巻 第九章「風狂い」 其の参
とらとうしおは十郎を追いかける

その1話の中のうしおの発言です

起き抜けに
「殺す」「憎しみしかない」
と言っていた割には
「おかしかった」「泣いてるみたいだった」
なんて十郎の様子を気にするそぶりを見せるうしお









わるかったなあ
つらかったろうなあ。
オレは人間なのにすみ家とられたおまえのために、何もしてやれんもんなァ・・・
刺されるくらいいいかもと思ったんだけどよォ・・・

5巻 蒼月潮

かまいたちの十郎が人を殺すのには理由があった
人間の都合で自然を破壊し自分たちの住処を壊していくことがどうしても許せなかった

うしおも母がいず、一人きりのときに遊んでいた公園のジャングルジムを大人の都合で壊されたときに同じようにオトナが憎かった

そんな自身の過去と、かまいたち兄弟の現状を重ね合わせ涙を流すうしお

生まれたところや皮膚や目の色、人間ではないことですらうしおにとっては区別する理由がない
うしおにはバケモノも人間も同じなんでしょう
そこにはきっと境界線も何もないのだと感じさせます

真っ直ぐで正直で色眼鏡で相手を見ず、自分の考えを貫き通せる
それがうしおの一番の長所なんじゃないだろうか



かまいたち兄弟の境遇に涙するうしお










切って!

6巻 鷹取小夜

鷹取家の繁栄という私利私欲のため、オマモリサマを結界で閉じ込める小夜の父や祖母
獣の槍で結界を壊せば衝撃でオマモリサマも消滅してしまうというジレンマに陥る

しかし、とらがオマモリサマを身を挺して結界から守ると約束
これは自身も蒼月家の地下に長らく封じられていた過去があったからである

そして決断のとき

決めるのは自分ではなく小夜であると発言するうしお
どこか自分を卑下してしまう小夜に対して自らの意思で決断してほしい、そしてこの先も自分の意思で歩んで行って欲しいといううしおの願いが込められた発言

そうした発言を受けた小夜の覚悟をもった言葉である



オマモリサマの結界を破るため切って欲しいと発言する鷹取小夜










ご・・・ごめ・・・

バカね。

6巻 鷹取小夜


いつも謝ってばかりだった小夜を試すうしお

登場回数自体は少ないですが非常に魅力的な人物として描かれている鷹取小夜
もしかすると作中で一番成長したのはこの小夜なのかもしれません


謝りそうになるが咄嗟に切り返す鷹取小夜




こういうところがうしおがモテ男な要因なのか









われら兄妹、理由はしらぬが・・・
蒼月殿の名を悪意をこめて呼ぶ者を・・・

だまって見過ごすわけにはいかない。

6巻 雷信 かがり

岩手遠野において妖怪に次々に襲われるうしお
理由は白面の者を結界で護る母が原因であった

かまいたち兄妹にも追手になるよう要請がかかるが、うしおととらに恩のある兄妹はそれを断る
うしおととらにとって初めての妖怪の仲間の誕生である


好戦的なかまいたちの雷信とかがり



理由を知らんのにいきなり大鎌を振り出す血気盛んな兄妹
やる気満々です

それだけうしおのことを信じているということですね









その事実をしったからとて・・・
犬ころのように心を変えるわれわれではないわっ!!

6巻 雷信 かがり

なぜ遠野の妖怪総出で蒼月潮を狙わねばならないのか
その理由を聞いた雷信とかがり
しかし聞いた直後に仲間の妖怪をいともたやすく切り刻む二人

うしおを心から信頼するからこその行為
これにより雷信とかがりも遠野の妖怪連中から狙われる羽目に

妖怪たちのうしおを狙う理由もけっこう身勝手な事情
母親には手を出せないのでせめてその息子だけでも痛めつけようという筋違いな恨み



犬ころのようには心を変えない雷信とかがり


ええ、かまいたちですもんね










たとえバケモンだって殴った手の方が、イタイこともあらあ。

6巻 蒼月潮

遠野で妖怪に襲われた際に成り行きで助けたじいさんから妖怪を殺すことに慣れたのか?
との問いに答えた一言
何にでも誰にでも分け隔てなく接するうしおらしい言葉



たとえバケモノでも殴った手の方がイタイ うしお










その妖怪―――――
その姿は金色に輝き・・・白き面の大化粧!!
九つの尾をもつ獣の姿!

6巻 東の長 山ン本

東の長から自分の母親、そして白面のことを聞くうしお

第6巻にて初めてその姿を現す最強の妖怪「白面の者」


白面の者



体の色は金色だったんですね・・・









われはそろそろ気づいたのだ・・・
何度やってもおぬしの母の結界は壊せぬ。
それならばなぜ女たちが長い間ヤツを護っているのか、その理由をしるべきだとな・・・

6巻 東の長 山ン本

なぜうしおの母や歴代の「お役目」たちは白面を護るのか
その謎が明かされるのはもう少し先のお話


なぜうしおの母は白面の者を護るのか


そろそろ気づいたんですか?
1000年間もいったい何をしてたんでしょうね









てめえらの力が弱ーのを、人間の女ごときのせいにして!
しかも直接やらねえで、そのムスコにあたる根性がよぉ!!

7巻 とら

白面の者をあと一歩まで追い詰めながら「お役目」に結界を張られトドメをさせなかった無念を晴らすためにうしおを狙う一鬼
それを聞いたとらの怒りの言葉



一鬼に怒りをあらわすとら



たしかにお門違いです









何度いってもわからんのだな、一鬼・・・
わしを長飛丸と呼ぶんじゃねえ・・・

わしは「とら」だっ!

7巻 とら

とらと東の妖怪のリーダーである一鬼との一騎打ち
一鬼に何度も長飛丸と呼ばれるが、最後にとらの鉄拳が炸裂し決着

長飛丸と呼ばれることを嫌っていたとらでしたが自分を「とら」であると発言したのはこれが初めて



わしはとらだ!










これだけでいいよ・・・
それにさ・・・
ほしいもんはもってるしよ!

7巻 蒼月潮

東の長山ン本から金も武器も何でも持っていけと言われるが断りをいれ、おにぎりだけをもらううしお
オマモリサマ、かまいたち兄妹、そしてとらの方を見つめながら発した言葉



ほしいものはすでに持っていたうしお


うしおがやってきた行為が自然と広がりを見せていく
オマモリサマを助け、かまいたちを助け
うしおの見返りを求めない純粋な行為が妖怪をも動かしていく

それは前述のとらの行動、発言にも表れています


うしおが求めていたものは既にその手に掴んでいたようです










なまはげでもない、猿でもない・・・

おまえはそこでかわいてゆけ。

7巻 蒼月潮

人の内臓を食うなまはげの妖怪
その正体は変化した猿でした
うしお曰く
なまはげにもなれず元の飼い主を襲ったときに猿であることもやめた

人間になろうと自らの皮をはぎ取り詩織に近づくが、寸でのところで獣の槍に貫かれ体が乾いて消滅してしまう



おまえはそこでかわいてゆけ



もはや説明不要
うしおととらの名言中の名言かもしれません









あいつといると退屈はしねえな。

9巻 とら

獣の槍伝承者候補の一人、秋葉流になぜ蒼月潮を殺さないのかとたずねられたとらの返答

とら自身もなぜうしおを殺さないのか疑問に思っている様子
うしおと行動することに理屈なんてないのでしょう



うしおといつと退屈しない、それがとらがうしおを殺さない理由










おまえ・・・
杜綱だよな・・・

10巻 秋葉流

婢妖に憑りつかれ豹変してしまった杜綱悟を見たときの言葉



おまえ杜綱だよな? そういうおまえは秋葉なのか?



そういうおまえは秋葉なのか?









ここで、命惜しさでおりちゃ・・・
マジに獣みてえじゃねえか!

11巻 蒼月潮

獣の槍の使い過ぎによって魂を吸い取られ、徐々に獣の体へと変化していくうしお

他人のためになぜそこまでして戦い続けるのか?
命は惜しくないのか?
そうイズナに問われた時のうしおの返答



命惜しさに








ずーっといいたかったの・・・兄ちゃん。
あの時・・・ありがとうって。

おまえのその声は・・・
ずっと昔から聞こえてたさ。

11巻 杜綱純 杜綱悟

純が8つの子どものころにバケモノ「山ン神」の供えもちを盗んだことによって命を狙われることに
その時わずか10歳であった杜綱悟が強力な法力によって山ン神を一撃でバラバラに砕く
そして、その返り血を浴びる悟の狂気の姿に命を救われたはずの純は恐怖のあまり悟を拒絶してしまう

それから純はその時に言えなかった
「ありがとう」
という言葉をずっと胸に抱き

一方の悟は自分の力をコントロールし二度と純を怯えさせないと誓うのであった

そんな二人が過去の忌まわしい記憶を乗り越え再び心を交わす瞬間



純から悟へありがとう



いい兄妹です








おめえならきっと・・・望んだ数だけな。

11巻 秋葉流

悟の体内への突入前に純の悟にたいする涙を見て、男は一生のうちに何人の女の子の涙を止めてやれるのだろうと漏らすうしお

危険な任務を無事に遂行し戻ってきたうしおへ流がかけた言葉



望んだ数だけ



いったい何人の女の子の涙をとめるつもりなんでしょうか
けっこうプレイボーイなうしお








うれしいな・・・
私だって蒼月くんのこと・・・
でもね・・・勇さん 私感じたの・・・

11巻 鷹取小夜

ここからはプレイボーイうしお列伝

モテモテのうしお
小夜さん一体何を感じたのでしょう


感じる鷹取小夜








あたしね・・・
蒼月くんに飛行機の上で助けてもらった時、ほとんど・・・好きになっちゃった・・・

11巻 檜山勇

あっけらかんと告白する勇



告白の檜山勇


小夜に続き勇までも








もてるうしおに嫉妬する蒼月紫暮


檜山勇と鷹取小夜のやり取りを聞いた親父も息子のプレイボーイっぷりにあきれ顔








獣へと変貌してしまったうしおを救うべく集った5人の女性たち
うしおを救うにはうしおと縁のある女達がうしおの髪を梳ること、それが彼を救う唯一の方法である
うしおによって救われた皆が今度はうしおのために命をかける

ここからはそんな5人の命がけの戦いを見てみましょう



まずは1人目 羽生礼子
通称、死にたがりの礼子

妻に見捨てられ自暴自棄になり、結果として鬼になってしまった父親の一人娘
娘を溺愛するあまり父は娘に近づく人間を次から次へと襲いだす

そんな父親の自分勝手な行動に自由を奪われてしまった礼子を救ったのはうしおでした


「私 獣の槍に一度刺されてるもの。もう・・・こわくないわ」

「あのことばが、私を地獄から救い出してくれた。」

「うしおくん・・・今じゃ、私 生きたがりの礼子よ・・・だから・・・だから絶対!
助けてあげるわ!!」



獣の槍に刺され怖くないという礼子


うしおの言葉に救われる礼子


生きたがりの羽生礼子


うしおの髪を梳る羽生礼子


見事に先鋒をきった羽生礼子
鬼になった父親と対面し続けた礼子にとっては獣化したうしおなど取るに足らないものでした









続いて2人目 鷹取小夜
あの世とこの世をつなぐ力をもつ白い髪の一族の跡取り娘

私利私欲のため富を呼び込む座敷童「オマモリサマ」を封じ込める父親とその一族
そんな父親や一族に母娘そろって意のままに操られオマモリサマのなぐさめ役を代々務めさせられる

そんな小夜の忌まわしき運命の鎖を断ち切ったのはうしおでした



「うしおくん、うしおくん・・・ごめんなさいを言い続けて、ただ下を向いてた私に、たくさんのものをくれた、うしおくん。明るさも、力強さも、そして、一人で生きる勇気もくれた・・・だから!」

「お・・願い・・結界は解かないで・・でないと・・自由になった、うしおくん・・私、髪とかせない・・・だ・・大丈夫だから・・・」


結果にはいろうとする鷹取小夜


うしおのために鷹取小夜


危険な結界にはいる鷹取小夜


髪を梳る鷹取小夜


日輪の強力な結界の中へ唯一入れる鷹取小夜ならではの体を張った行動で二番手の役目を見事に果たします








3人目 檜山勇

空を飛び回り飛行機を襲っては人間を餌にするバケモノ「衾」に愛する父を殺された娘
うしおに助けられ、その力を借り父の仇を討つことに成功する


「勇、グランドファイナルチェック!オールノーマル。OKマックスパワー。 ブイワン、ブイアール、ブイツー、テイクオフ!!」

「パパ。パパ!私に命の恩人を助けさせて・・・私を名前通りの子にさせてね!!」


勇グランドファイナルチェック


テイクオフ勇


うしおの髪を梳る檜山勇


陸上部ならではの俊足を生かした見事なテイクオフ!








四人目 井上真由子

うしおの幼馴染にして五代目のお役目
この時点では誰も知りえないが後の物語の中で重要な役割を担うことになります


「だから! だから私が 私達が・・・!」

「神様お願いです。うしおくんを・・・あの・・私達の知っていた、むこうみずだけどとっても素敵なうしおくんを・・・返してください・・・」

とらと真由子


神様お願い真由子


うしおの髪を梳る井上真由子


見境なく暴走するうしおに苦戦しながらも、とらの力を借り見事に麻子にバトンタッチ









五人目 中村麻子

ラストを飾るのもちろんこの人
うしおの幼馴染にして、うしおの想い人


「なんで・・・こんなコトになったのよう。 あんたはバカで・・・考えなしで・・・落ち着きなくってケンカっ早いよ・・・けどさあ・・・あたし、あの、うしおがいいよう。」

「だから・・・帰ってきてよう。」

「うしお私ね・・・私、ほんとにあんたが・・・」


あさこ くるしいぜ うしお


バカでケンカなうしお


帰ってきてうしお 麻子


帰ってきてよう うしお


ほんとにあんたが うしお


麻子が髪を梳るも元の姿には戻らず、更なる暴走を始めるうしお
うしおが他人を傷つけるのを阻止すべく体を張った麻子はうしおとともに崖から落ちてしまう

そんな麻子の想いと願いがとうとう・・・


よみがえるうしお



獣から完全復活したうしお


届いたのでした!







よそ見すんじゃねえや!
槍でぶっとばすぞおっ!!

くくっ・・・
くっくっくっくっく・・・
はーっはっはっはっは。

12巻 蒼月潮 とら

うしおが獣化しているころ、獣の槍を滅ぼさんとする婢妖の大群が一気に襲い掛かる
絶体絶命のピンチの時に女性陣の活躍によりうしおが完全復活

戦いの最中にうしおの強さに驚き感心しているとらに対して


よそみすんじゃねえ 槍でとらを叩くうしお


大笑いするとら



とら、嬉しそうですね








礼子さん―――
あいかわらずキレイだったなァ・・肖像画描きかけなんだ・・早く描きたいよ・・

勇―――
あんなに勇気あるんだもんな。父ちゃんいなくてもしっかりさ、やってるよなあ・・

小夜さん・・
夢・・かなァ・・夢の中の小夜さん一生懸命走ってたぞ・・元気にさ・・うれしかったなァ・・

・・・あいつらも・・いたなあ・・・

12巻 蒼月潮

獣の槍の酷使による獣化、もとに戻ったと思ったらすぐさま婢妖の大群との戦闘
休む間もなく戦い続けうしおは皆に助けられたことなど覚えていないのでした
夢見心地の中、それぞれ5人の娘のことを思ううしお



礼子、勇、小夜 それぞれに思いを馳せるうしお


真由子と麻子を思ううしお









でもね。
ひとつだけ麻子さんはまちがってるよ。
うしおくんはね・・・
あたし達じゃなくて――――

あなたのもとへ帰ってくるのよ!

12巻 4人娘心の声

獣の姿より元に戻ったうしおには会わずに帰ろうとする麻子たち
そこには、たとえ獣の姿とはいえうしおが自分たちを襲ったことを知れば自分で自分を許せなくなるだろうとの気遣いがあった

いつかきっと皆のところへ帰ってくるだろうと言う麻子に対して4人の娘達の心の声が響きます


うしおは麻子のもとへ帰る 4人の心の声










白面の者がいるのさ。

13巻 とら

獣の槍が作られた経緯を見るべく時逆によって過去の中国へとタイムスリップしたうしおととら
そこは、すぐ近くに白面の存在を感じる場所でした
そしてとうとう、うしおは白面の者と対面することになります


白面の存在を感じ取るとら









よい剣を・・・
つくってくださいましね。

13巻 ジエメイ

白面の者にギリョウ渾身の神剣もあっけなく折られてしまう
しかし、人身御供という暗黒の邪法によってなら神剣を超える器物が生まれるという話を聞いてしまったジエメイ

一人静かに煮えたぎった炉の縁に佇むジエメイ
そこには覚悟をもったジエメイの姿があった


炎が燃え立つ炉に立つジエメイ









でも――
ジエメイさんは、そんなギリョウさんとオレを見つめ、少し困ったカオをしたあと・・・

微笑ったんだ・・・

13巻 蒼月潮

親切にしてもらい家族のように接してくれたジエメイ達の両親、その二人を失った悲しみの中うしおはジエメイまで失いたくはなかった
そして
両親を失ってしまった兄ギリョウにとっては、もう妹ジエメイしかいない
白面のいない遠くへ逃げ普通に暮らそうと言うギリョウにたいして無言のまま燃え盛る炉に飛び込むジエメイ


これ以上白面の者のせいで人を死なせたくないうしお



微笑みながら炉に飛び込むジエメイ










オレは暗黒の槍になるが・・・
いつかは・・・おまえのような者とともに戦いたいな・・・
さらばだ!

我らは・・・白面の者を倒すまで、蒼月の心の内に在る―――


これが・・獣の槍!!


13巻 ギリョウ 蒼月潮

ジエメイが人身御供となった炉からつくられた獣の槍
さらにそこには槍を打つ度に槍に吸収されるギリョウの肉体も含まれている
そうして出来上がったのが獣の槍

そして第2巻で槍に彫ってある謎の文字のシーンの伏線がありました
それがここで回収されます

「我屬在蒼月胸中到誅白面者」

当初ろくに文字も見えず、うしおも読めませんでしたが、まさか「蒼月」なる文字が彫ってあるとは想像もできませんでした


ギリョウ最後の一振り



獣の槍の誕生の瞬間









な・・なんだ・・!?
今、この槍を見てたら急に・・・
なんか・・なんかわからねえが、なにかを思い出しそうになった・・・

13巻とら

獣の槍の文字という一つの伏線が回収されたと思いきや、また新たに伏線が現れます
このシーンがうしおととら最大の伏線と言えるかもしれません
これが回収されるのはずっと後になってからです


獣の槍を見て何かを思い出しそうになるとら


獣の槍を見て何かを感じるとら
そりゃそうでしょう
とらにとって獣の槍ははじめ・・・ごにょごにょ







私が今、座するこの場所・・・
そして何ものにも負けぬ力を持つという意より・・・

潮と・・・。


13巻 蒼月須磨子

ジエメイの生まれ変わりとして転生した二代目「ゆき」
三代目「日崎御角」
そして四代目の「蒼月須磨子」

白面の者を結界で守っていると思われた潮の母はその逆
白面が逃げ込み体を食い込ませた柱より白面が飛び立ち日本を沈めることを防ぐべく張った結界なのでした

そしてお役目中にまだ見ぬ自分の息子が獣の槍をふるう夢を見た須磨子
ジエメイがたわむれに尋ねた問いに対しての答え


うしおの名前を初めて口にする蒼月須磨子








トンネルってよ、いやあな時みたいだなァ。

一人っきりで寒くてよ・・・
でもな、

いつかは抜けるんだぜ。


15巻 蒼月柴暮

うしおととら、凶羅、柴暮たちでさえ苦戦を強いられる妖怪「山魚」
強敵相手に一般人の力を借りざるを得ない状況になる

恐怖の中、勇気を振り絞り立ち上がる人々が現れ始める

そんな中いじめられっ子で自分が大キライな少年「野村」は命の危険がさらされてもなお逃げ続けることを選択する

そんな少年「野村」に対して柴暮が諭すように放った言葉


抜けるトンネル








長かったおまえの旅も、ここで停車だぜ!!

最後のひとかけらまで―――
灰になりな!

15巻 とら

強敵「山魚」に絶体絶命まで追い詰められたうしおととら達

しかしギリギリのところで勇気を振り絞った気弱な少年「野村」
彼の勇気のおかげで凶羅の渾身の穿心角降魔捨法の一が山魚の体を貫く

ラストはいいとこどりのとらが格好良く山魚にトドメをさします


山魚を灰にすうるとら








じゃあ帰るか・・・

家によ!

15巻 蒼月柴暮

長かった北海道旭川への旅を無事終えたうしおととら
しかしこれは終わりではなく始まりにしかすぎません

母と槍の秘密を知ったうしおは自らの宿命と対峙せねばならないのです



長い旅から家に帰るうしおととら


長かった旭川への旅
しかしこの道中うしお達が得たものはとても大きなものでした








私は・・・
もう少しこのままでもいいと思うんだけどなァ。

15巻 井上真由子

麻子のことで自分でも知らずのうちにヤキモチをやき悩むうしお
そんなうしおにアドバイスを送る真由子

それによって麻子とうしおの仲が深まってしまう可能性を考えての発言でしょうか

うしおのことが大好きな真由子だが、それ以上に麻子も大好きな真由子
どちらも真実なだけに真由子にとっては複雑な気持ちなのでしょう

はっきりとしない三角関係が一番居心地がいいというのは青春時代によくある話かもしれませんね




真由子のうしおへの想い











麻子を・・・
麻子を助けるまでは・・・

オレはきっと止まらねえよ・・・

15巻 蒼月潮

麻子が妖怪のとりついたバイク「スピードイーター」にさらわれる
それを追いかけるため、間崎にバイクを貸してくれと懇願するうしお

エンジンのかけ方すら知らないうしおに間崎はコケて死ぬぞと進言するが、うしおの返答はこうでした



止まらないうしお



立派な無免許運転ですがね!!








だがな・・・
オレが一番借りがあるのは・・・

蒼月・・・おめえさ。

15巻 間崎賢一

自らうしおのため運転手を買って出る間崎
スピードイーターには傷つけられた借りがあると言い強引にうしおを乗せる

しかし本当に借りがあるのは礼子を助けてくれたうしおに対してでした



うしおに借りがある間崎賢一










麻子っ!!

来い!

15巻 蒼月潮

とらにスピード勝負を挑む「一角」
勝負に集中し麻子に巻き付ける一角の手がゆるんでいく

その一瞬を見逃さずうしおは麻子に猛スピードの中、飛び移るよう指示を出す
通常であれば恐怖で動けないはずであるが
麻子の経験、そして二人の信頼関係が出来上がっているからこその指示と決断である


うしおの指示と麻子の覚悟



即座に覚悟を決めた様子の麻子の表情









おめえがノロマだからさ!!

15巻 とら

とらにスピード勝負を挑むも、あまりのスピードに体にヒビが入り始める一角
なぜオレが負けるのかと疑問をもつ一角に対してのとらの一言


一角にスピードで勝るとら


悪いカオしてますなぁ









おかえり。


15巻 中村麻子

麻子に猛スピードの中、飛び移るよう指示を出したうしお
そして指示通り覚悟を決め実行する麻子

うしおが北海道より帰ってきてらからというもの、まともに会話をするチャンスがなかった二人

獣の槍を持つ自分の姿を初めて見せるうしお、そして麻子へ初めてそれを打ち明けるうしお
うしおは麻子を誰よりも大事に思うからこそ、この事実を打ち明けることができませんでした

麻子にとってはすべては周知の事実なのですが、きっとこの告白は嬉しかったのではないでしょうか
そしていつも通り、うしおを迎え入れる麻子なのです

この一言には麻子の色々な思いが詰まっていることでしょう



一角よりうしおのもとへ飛び移る麻子



麻子をキャッチするうしお


ナイスキャッチ!!


おかえりと言いうしおにチョップする中村麻子








ババア
オレはなァ!

泊ってお行きなさい。

おっおう。

16巻 日崎御角 凶羅

突如として光派明宗総本山へ現れた凶羅
理由はうしおととらを倒すため穿心角を超える法武具を探しに来たのでした

威勢よく現れた凶羅でしたがお役目様、日崎御角の前では大人しい犬のように従順な面を見せます


さしもの凶羅も日崎御角の前では大人しい



この後、総本山が「くらぎ」に襲われたとき、凶羅は自分の足を引きちぎってでも日崎御角を助けようとしました、このことからも御角に対しては深い愛情を持っていることが伺い知れます









誰だとはつれない言葉ですね白面よ・・・
三百年も一緒であった―――
日崎御角をお忘れかい・・・

我は二代お役目―
日崎御角ぞ。


16巻 日崎御角

光派明宗総本山の優秀な法力僧をもってしても適わない白面の分身「くらぎ」
さらには蒼月柴暮、凶羅、獣の槍をもったうしおですら手も足もでないくらぎに対し巨大な結界を張り動きを封じ込める日崎御角


くらぎの動きを封じる日崎御角



二代お役目登場









そらもう・・・
うしお一人の力じゃ、白面には勝てません・・・

みんな・・・仲良うせんと―――
あかんよ―――


16巻 日崎御角

白面の分身「くらぎ」を倒すため最後の力を振り絞った日崎
そして最後に遺した言葉

こののちの獣の槍を巡るキリオとの争いを示唆するかのような言葉を言い残してこの世を去ります


この世を去る日崎御角の死



この後、日崎御角はジエメイに労いの言葉をかけられ共に天に昇っていきます











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